虫歯や歯周病、または事故等で歯が無くなってしまった個所に人工の歯を埋め込み第二の永久歯として歯を補填する治療です。
インプラントにすれば、ブリッジや入れ歯で感じた違和感は殆ど無くなります。
しかし、インプラント治療は保険が適応にならない治療のため自費診療となり高額な治療になります。
高額な治療ではありますが、得られるメリットは多い治療方法だと思います。
歯科におけるインプラントには40年以上の臨床実績がありご安心いただけるかと思います。
人工の歯根となるインプラントはチタン製です。チタンは骨と結合する特性をもっています。
また、地球上で最もアレルギーの少ない金属と言われており、金属アレルギーの方でも特殊な場合を除き、使用していただけます。
顎の骨にしっかりと固定されるインプラント治療は、ぐらついたりせず、取り外して洗う必要もないので、入れ歯などと比べてもメンテナンス面で優れています。
「天然の歯と変わらない感覚で物を噛むことができ、自然で美しい歯を手に入れることができる」
それがインプラント治療なのです。
自然で美しい歯
固い物を噛めるように
下記をクリックするとインプランについての詳細情報へジャンプします。インプラントの事を詳しく知っていただいて歯を失った時の選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか?
インプラント | 入れ歯 | ブリッジ | |
---|---|---|---|
審美性 | ◎ | △ | ○ |
噛む力 | ◎ | △ | △ |
口内衛生 | 優れる(手入れ要) | 不衛生になりやすい | 不衛生になりやすい |
耐久性 | 優れる(手入れ要) | 合わなくなる事が多い | 両隣の歯に負担 |
健康な歯を削る | なし | なし | 両隣の歯を削る |
違和感 | なし | 有り | 少ない |
顎骨がやせる | なし | やせる | やせる事がある |
手術 | 有り (簡単な手術) | なし | なし |
診療形態 | 自費診療 | 自費・保険診療 | 自費・保険診療 |
治療期間 | 通常6~24週間程度 | 2週間~2ヵ月 | 2~3週間 |
インプラント治療は保険外診療です。1本30万近くするのが相場です。
安価な治療ではないので必ずメリット・デメリットを把握して
治療を受けられることを当院ではお勧めしています。
インプラントのメリット
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インプラントのデメリット
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前歯が抜けてしまい、笑うと隙間が目立つので思いっきり笑えなくなってしまいます。
すべての歯を喪失することで、顎に骨も退縮します。
奥歯で思いっきり物が噛めなくなってしまいます。
入れ歯の支えにインプラントを使うことで、入れ歯が外れたりガタつくことがなくなり、口元に安心感が持てます。
患者さんの歯の現状をヒヤリングさせていただきます。
実際に口の中を見せていただき、歯、歯並び、歯肉、顎の骨の状態、顎の関節の状態を診察します。
インプラント治療が制限されるケース
・妊娠中の方・全身疾患のある方・他の歯根に感染症がある方 歯周病のかた・あごの骨の少ない方 骨粗しょう症の方・糖尿病や高血圧などの慢性疾患がある方は、良好な状態にコントロールされていることが条件になります・ヘビースモーカーの方。
インプラント治療が適用できないケース
・顎の骨の成長が終わっていない、概ね16歳以下の方・歯みがきなどの日常の手入れが充分にできない方・アルコール依存症の方・チタンへのアレルギーを持っている方。
インプラントの適合性を診断するために歯科用X線写真撮影やCT写真撮影を行い、インプラントシュミュレーションソフト『SimPlant』を使い、インプラントが患者さんに適応できるかどうかを診断します。
POINT
診断の結果、インプラントの適応が不可能であれば入れ歯やブリッジなど違う選択肢での治療をお勧めしています。
インプラント適応が可能と診断できれば、『CT画像』と『SimPlant』をお見せしながら作成した治療計画を説明させていただきます。
SimPlant
CT画像
インプラントを顎の骨に埋入するために、。歯肉を開きインプラントと同じ大きさの穴を骨に作り、その穴にインプラントを埋入し固定します。固定が完了したら歯肉を閉じます。
数か月すると骨とインプラントが結合します。(個人差によります)
※注意点:手術後より2~3日は過激な運動は避けて下さい。
施術時の痛みは、抜歯と同等程度・治療中は麻酔をしますので痛みについては心配いりません。また極端に恐怖心の強い方には麻酔医を呼んで静脈鎮静法を行います。
ここ1年の例としては、通常の手術だけではなく、OAM法でオオギュメーター添付ファイルの写真というキリのようなもの(直径0.5mm~3.6mm )という術式も併用しています。利点としては、骨量が少ない方、薄い方などの場合でも骨を温存して手術ができるようになってきました。
5-1:エクスパンディング。オーギュメーター®前歯部用にて口蓋側海綿骨を唇側に寄せる感覚で拡大を開始する。
5-2:サイズアップに伴い、口蓋側海綿骨が唇側に寄せられる。オーギュメーター®のハンドル方向がインプラント埋入方向になるため、最終補綴物の歯軸をイメージしながら方向を修正する。
5-3:抜歯即時埋入におけるドリリングとの大きな違いは、埋入方向の修正が容易なことである。
短期間の治癒目的のため、この期間にBRソニックを使用して骨の治癒を促進します。
インプラントが骨と結合したら、上部構造を取りつけるための部品(アバットメント)を連結し、仮歯を装着します。
インプラントが完全に癒着したのを確認して装着します。
●定期健診の重要性
インプラントが終わって自分の歯のように物を噛めるようになったからと言って安心してはいけません。
インプラントを一生機能させてゆく為には、定期的な健診で細かいチェックが重要になってきます。
定期健診では主に、歯石・歯垢などの汚れが付着してないか、上部構造(被せ物)とインプラントの機能性に問題は無いかなどをチェックして症状が出ていれば合わせて処置を行います。
定期健診が終わっても家庭内で歯磨きをしっかりして、口腔内を清潔にしておく事がインプラントを長持ちさせるためのメインテナンスとなります。定期健診時にお口に合わせたブラッシング方法を指導させていただきます。
当院でインプラントをされた患者さんは20年以上の経過がありますが、現在でも問題無く日々の生活を送っていただいております。インプラントをしようとお考えの方は定期健診、メインテナンスの重要性をご理解していただいたうえで診療を決断される事を当院ではお奨めしております。